今回は番外編として、もとNHKアナウンサーの堀潤さんが語る、池上彰はいかにして池上彰になったか、を動画でご覧頂きます。 ＞＞（第13回）四人の家族 目次

「ニュースをわかるためには、単に言葉の意味がわかるだけじゃだめなんです」。 週刊こどもニュースわからせブラザーズのNHKベテラン記者岡本が放った発言には、池上彰を成長させる重要な含蓄が含まれているので、ここで補足しておこ […]

池上彰が週刊こどもニュースの中で「今週のわからん」とならんで力を入れて取り組んだのが、「ニュースサマリー」の原稿リライトだった。 あのお見合いの日以来、大人向けのニュースをこどもたちにわかるように書直す、しかも元原稿であ […]

池上彰が週刊こどもニュースの中でも特に力を入れて取り組んだのが「今週のわからん」というコーナーであった。 週刊こどもニュースは大きく分けて三つのコーナーから構成されている。まずその週の主立ったニュースを５本まとめて紹介す […]

「NHK週刊こどもニュース」放送本番までの準備期間3ヶ月は、まさに闘いの時間だった。 池上彰にとっても、我々演出チームにとっても、ベテラン記者二名にとっても。 「大人向けのニュースをこどもにわからせる」 「こどもにニュー […]

この時点で４３歳の池上彰は、 大人向けのニュースをこどもにもわかるように解説するどころか、こどもに大人向けのニュースに興味を持ってもらうことにさえ、これといったノウハウは持ち合わせていなかった。暦年の記者経験の積み重ねと […]

本番の生放送が始まるのは翌年の1994年4月。まだ３ヶ月の猶予がある。 準備期間だ。その期間に大人向けのニュースをこどもにも解るようにし、週刊こどもニュースという新番組のカタチを作る。この使命を帯びて、池上彰をはじめとす […]

「鈴木さん、岡本さん、大先輩に向かってこんなこと言うのは失礼かもしれないけれど、 そのニュース原稿ではこども達に理解させるのは無理ですよ。そもそも総理大臣が何かを知らない人に、その先の話をしても意味が無い」 池上彰のこの […]

会議室ではまず上座に小中学生のこども3人、啓太、真夏、茉侑の3人の席が用意され、大きすぎる椅子に深々と腰を沈めた。 楕円形のテーブルの反対側には池上彰と、彼の大先輩にあたるＮＨＫ報道局のＯＢが二人、にらみを利かせるように […]

1993年の冬、池上彰は43歳にして2度めのお見合いをした。 相手はお父さんのいない擬似家族、母親役の柴田理恵に加えてこども役の武藤啓太、村山真夏、石川茉侑の小中学生だ。週刊こどもニュースプロジェクトで5人のファミリーを […]