新管理人からのメッセージ

皆さま初めまして。いえ、「初めまして」ではない方が多いかもしれません。こちらで池上ウォッチャーCHIEとしてレビューを担当しております。
忘れもしない1994年4月、私は浪人生でありました。その空白の日々のなかで『週刊こどもニュース』の放送が始まりました。ニュースは好きでよく見ていましたが、日曜日の朝、番組を見るために早起きした日々を思い出します。『週刊こどもニュース』は薄暗い日々を送っていた私の好奇心を刺激し、世界を明るく広げてくれたのでした。
その番組ディレクターの杉江義浩さんが、憧れていたお父さん役の池上彰さんのファンクラブのボランティアを募集していると聞き迷わず応募、ご縁をいただき、一介の地方の浪人生だった私が20年を経て池上さんの情報を皆さまにお届けできる立場となりました。
これから池上さんの情報をお届けして、皆さまの知的好奇心を刺激し、世界を広げるお手伝いが出来れば嬉しく思います。これからどうぞよろしくお願い致します。

池上彰の「知」は貴重な日本の財産。これを子々孫々に残したいと思いませんか?

真のジャーナリストは、池上彰をおいて他にいない

くだらないテレビ番組が蔓延する日本。ますます愚民化政策が進み、こどもたちが成長する時代に何の展望もない日本は、混迷する世界情勢の中でいったいどうやって生き抜いていけば良いのでしょうか。大人だって何もわかっていません。国を引っ張っていくリーダーたちでさえそうです。そんな状況の中、突然キラ星のように現れたジャーナリスト池上彰の存在は、日本の未来を託せる救世主でした。どこまでも中立公正、類い稀なる知識とあくなき探究心に裏打ちされた池上さんのジャーナリスト精神は、私に「知」のパワーを教えてくれました。「知」それこそが日本を救うのです。池上さんと苦楽を共にして「NHK週刊こどもニュース」を作り続けた8年間は、私にとって人生で最も貴重な8年間でした。池上さんは私の師匠であり友人であるとともに、私自身が池上ファンでもあります。だからこそ一人でも多くの日本人、特に若い人にその「知」のパワーを広めたいと切に願い、池上彰ファンクラブをプロジェクトとしてスタートしたのです。

あなたが学ぶのは素晴らしいこと。でもこどもたちが学ぶのはもっと大切なこと

できれば日本人全体が池上さんの知識とノウハウを少しずつでも身につけ、世の中のこと、政治や経済のこと、日本や世界の歴史やニュースに興味を持つようになってほしい。全体としてレベルアップすれば日本は良い国になる。そんな思いが私にはあります。しかし今の世の中を見ると受験戦争のなごりでしょうか、自分だけこっそり勉強して他人を出し抜くとまでは言いませんが、自分が勉強するのが精一杯だという人が多いように思います。池上彰ファンクラブは違います。会員サロンでは緊急特番やローカルな講演会の情報がいち早く飛び交い、読書会なども開かれています。学んだことを惜しみなく他人にも伝え、解説する。もちろん池上さんほど上手に解説する必要はありませんが、自分の頭で考えること、他人に伝えることの大切さを、池上彰の後ろ姿からぜひ学んでいきたいものです。池上さんは本当に他人に教えるのが好きな人です。それが日本のためになると知っているからです。このプロジェクトもその精神に基づいています。

池上彰も人間です。けれどもファンクラブは永遠に不滅です

池上彰ファンクラブの運営は皆さんからのカンパと、無報酬で働いてくれるボランティアのみで成り立っていて、完全な非営利団体であります。中高生など若い人に向けて池上彰の「知」を分け与えるために、会費無料でメルマガなど様々なサービスや情報を提供していきたいからです。2013年の春に会員公募制としてスタートしたファンクラブですが、たちまち会員数3000人を超え、夏には新しい運営スタッフの採用が行われて今ではチーフ・スタッフを含め6人の運営チームが忙しい日常の合間をぬって作業にあたっています。一年後には公式サイトもプロのデザイナーによってリニューアルされました。私には夢があります。池上さんが元気で活躍されているうちに、できる限りその「知」を吸収し、若い人につないでいく仕組みをつくりたいのです。例えるなら年配の人がカンパして、中学生や高校生には無料で池上さんの本を配るような仕組みです。ファンクラブは永遠にそんな池上彰の精神を受け継いでいく存在でありたいと思っております。プロジェクトはまだ始まったばかり。皆さんのお力添えを得て成長してまいりたいと思います。

初代管理人 杉江義浩

http://ysugie.com

(2014/04/30)